腎臓病とは?このカテゴリでは、その予防のために知っておくべき情報をまとめています。
以下のページを設けていますので、ぜひ内容を参考にしてください。
腎臓とは、腰の少し上のあたり、背中側にある2つの臓器。背骨をはさんで、左右で対に存在しています。
腎臓の働きとしてもっとも有名なものが、尿を作ること。食べたものの中で水に溶けやすいものは腎臓を通じて尿として排出され、水に溶けにくいものは腸を通じて便として排出されます。私たちが毎日食べたり飲んだりしている一方で、食べた分だけ体重が増えないのは、腎臓が尿を排出し、腸が便を排出しているからです。
腎臓には、尿を作ることも含め、主に5つの働きがあります。以下、それぞれの働きについて確認してみましょう。
体の中を巡ってきた血液は、いったん、かならず腎臓へと運ばれます。腎臓に運ばれた血液は、糸球体と呼ばれるフィルター組織で濾過。フィルターを通過した血液の中から、腎臓は「体に必要なもの」と「体に不要なもの」を振り分けます。
「体に必要なもの」は腎静脈を通じてふたたび血管へと戻され、「体に不要なもの」は液体とともに体外へ排出されます。この排出される液体を、私たちは一般に尿と呼んでいます。
腎機能が低下するということは、腎臓のフィルター機能である糸球体に異常が生じているということ。糸球体のフィルター機能に異常が生じると、本来ならば「体に必要なもの」として振り分けられるはずのタンパク質や血液が、尿と一緒になって排出されてしまいます。蛋白尿や尿潜血が見られたときに腎臓病が疑われるのは、そのためです。
なお、これら腎臓の働きを人工的に行う療法が人工透析となります。
腎臓には、体内にたまった過剰な塩分を体外へと排出する機能があります。よく「高血圧の人は塩分控えめに」と聞きますが、塩分は血圧を高めてしまう大きな要因。腎臓によって塩分が過剰な排出されることで、人は、適切な血圧を保つことが可能となります。
塩分が血圧を上げるメカニズムについては、まだ十分に解明されたわけではありません。一説では、体内の塩分濃度が高くなると、これを薄めるために体液の量が増加し、あわせて血液の量も増加することで血圧が上昇する、とも言われています。
加えて腎臓には、下がり過ぎた血圧を上げる働きもあります。腎臓から分泌されているレニンという酵素は、血圧を上げる働きを持つアンジオテンシンⅡというホルモンの生成をサポートする物質。血圧が下がり過ぎない背景には、腎臓におけるレニンの働きがあることも忘れてはいけません。
腎機能が低下すると、過剰な塩分が排出されなくなったり、レニンの分泌量が低下したりして、血圧が安定しなくなっていきます。
カルシウムにはさまざまな働きがありますが、カルシウムがそれら本来の働きを発揮するためには、ビタミンDのサポートが不可欠となっています。ビタミンDが欠乏すると、カルシウムは体に吸収されにくくなり、骨軟化症や骨粗鬆症、全身痙攣発作、しびれ、筋肉痛などが生じます。
ビタミンDが貯蔵されている場所は肝臓です。しかしながら、肝臓に留まっているだけでは、ビタミンDはカルシウムをサポートすることができません。カルシウムをサポートするためには、肝臓からいったん腎臓へと運ばれなければならないのです。
腎臓に移動したビタミンDは、そこから活性化。小腸からカルシウムが吸収されるプロセスをサポートし、カルシウムが体全体へと巡ります。
以上の流れからも分かるとおり、そもそも腎機能が低下している状態では、ビタミンDを活性化させることができません。結果として体内のカルシウム量が減り、上記のような様々な健康被害を招くことになります。
腎臓から分泌されているエリスロポエチンというホルモン。このエリスロポエチンが骨髄の中にある造血幹細胞に働きかけると、赤血球の生成量が増加します。
赤血球とは、血液の中に含まれている赤色の細胞。肺から入ってきた酸素を抱え、血流に乗って全身へと運ぶ役割を担っています。よって赤血球の量が減少すると、体内を巡る酸素の量が減少。その影響で、めまいや立ちくらみ、頭痛などの貧血症状が起こります。
腎機能が低下すると、エリスロポエチンの分泌量が減少して赤血球が十分に作られません。腎不全の代表的な合併症として貧血が見られるのは、腎機能低下によるエリスロポエチンの分泌量減少が主な要因なのです。
上述のとおり、腎臓には血圧の状態を正常に保つ働きもあります。腎臓は、血液に関連したさまざまな役割を持った大事な臓器であることを理解しておきましょう。
人間の体は、ナトリウムやカリウム、カルシウム、リンなど、さまざまな要素によって成り立っています。健康な体を維持するためには、これら要素の適切なバランスが必要です。ナトリウムが多くなり過ぎたり、カリウムが多くなり過ぎたりなど、一部の要素にかたよりがあってはいけません。
腎臓の重要な機能の一つが、これら要素のバランスを整えること。一部の要素が多くなり過ぎてしまった時には、「不要なもの」として尿とともに体外への排出し、全体の要素のバランスを整えるよう働きます。水を飲み過ぎると尿の量が多くなる理由も、腎臓が「水はこれ以上いらない」と判断したからです。
腎機能が低下すると、これら要素のバランスが崩れ、体にさまざまな障害が生じてしまいます。全体の要素のバランスを整えつつ、体を理想的な弱アルカリ性に保つことが、腎臓の持つ重要な役割の一つとなります。
「体内から老廃物を尿として排出させる」という、大切な役割を担っている腎臓。
この臓器が病に侵され正常に働かなくなると、全身に悪影響が及ぶため、早めの治療を心掛ける必要があります。
ところが腎臓は、肝臓と同じく『沈黙の臓器』と呼ばれ、異常が発生しても症状を自覚しづらくなっているので、注意が必要です。
自覚症状に乏しい腎機能の低下は、いち早く察知して、状況の改善に努めることが大切です。
そのために有効なのは、定期的な健康診断。
腎臓機能について調べる際は『尿検査』と『血液検査』の内容がチェックされることとなります。
このページでは、それぞれの詳細をリサーチしています。
腎臓の機能低下に関しては、さまざまな呼称があるため混乱が招かれがちです。
では慢性腎臓病とは一体どのような状態を指しているのでしょうか?ぜひ本ページの内容をチェックしてみて下さい。
またページ内では、慢性腎臓病とは似て非なる『急性腎障害』についても紹介していますので、併せて内容をチェックしていただければと思います。
「自分は健康診断の結果、腎臓病の兆候はなかったから安心…」と思っている、そこの貴方。
腎臓が健康なうちに、しっかりと予防対策を講じておく必要があります。
そのためにも本カテゴリの各ページ内容に目を通し、腎臓病に関する知識を深めていただければと思います。