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腎不全時の腎代替療法について

腎不全時の腎代替療法として、日本で一般的なのは「血液透析」と「腎移植」ですが、それ以外にも多くの方法があります。こちらでは、腎臓がほとんど動かなくなったときの腎代替療法について解説します。

血液透析(HD)

血液透析は体内から血液を体外に出し血液中の老廃物や尿毒素、水分を除去して、また体内に戻す治療です。

治療するにあたり、利き腕ではない方の腕にシャントと呼ばれる血液の出入り口を手術で作ります。そして、シャントである静脈、動脈にそれぞれ針を刺し血液を抜き出し透析の機械を通して浄化、そして体内に戻すという流れとなります。

血液透析は週に3回、1回に4時間程度透析を受けるのが一般的ですが、より時間をかけてじっくりと血液を浄化することが身体への負担が軽くなるのがメリットです。

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腹膜透析(PD)

腹膜は肝臓などの臓器を覆っている膜であり、この膜に囲まれた腹腔内に透析液を入れておくことで、腹膜を通してて血液中の老廃物や尿毒素、塩分、余分な水分などが腹腔内の透析液側に移動する。その透析液を体の外に抜き出すことで血液をきれいにする治療です。

腹膜透析は一時期、血液透析に確立から利用されることが少なかった治療法でした。しかし20年前に体内に残しておくことができるカテーテルが開発されたことで、欧米などでは多く利用される治療です。日本ではまだこの治療を行っている患者さんは多くは有りませんが、血液透析と違い、自分で透析をすることがたやすくできることから普及も進んでいます。

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在宅血液透析(HHD)

在宅血液透析とは、その名前の通り在宅で透析が受けられる治療です。血液透析の最大の問題は拘束時間を取られるということ。週に3回以上は通院し、治療時間も4時間以上。これでは仕事の両立などはかなり難しい現実があります。

そこで最近、利用者が増えているのが在宅血液透析治療です。家に透析治療用の機器を導入して、自己管理をしながら透析治療ができます。内容も透析治療様の機器も通院で行う、使うものと違いは有りません。違う点は穿刺なども全て自分で行うと言うこと。

在宅で透析ができることで、より長い時間透析時間を取れるメリット、そして、夜間などの空いてる時間、あるいはオーバーナイト透析という寝てる間に透析を終わらせるということも可能。 この在宅血液透析を行うには医療機関の管理のもと行う必要があります。

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透析にかかる費用

血液透析治療を受けるには1ヶ月でおおよそ40万円程度の費用がかかってきます。しかしこれは健康保険などの医療保険を適用していないときの費用となります。実際には保険を適用すれば1〜3割負担だし、他に国が行っている医療費助成制度を利用すればかなり少ない金額で透析治療を受けることができるのです。

また、治療を始めれば時間的な拘束はかなりのものだし、体調面でも優れない日も多々出てくることで、働けなくなった、あるいは退職となってしまったなどで生活費を工面できなくなってしまう方も少なからずいます。それらの救済として暮らしを支える制度を利用もできます。

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腎移植

慢性腎不全になれば透析治療をするか腎移植をするしか道は有りません。透析治療は予後も良く、確立された治療ですが、一方で治療に多くの時間を割き生活の質をどうしても下げる要素があることは否定できません。一方、腎移植は慢性腎不全を根治できる治療という大きなメリットがあります。正常な腎臓を移植することで、正常な身体機能を取り戻すことができるので、生活の質も健康だった頃に戻れます。

腎移植は親や子などの親族から2つある腎臓のうちの1個の提供を受ける生体腎移植と、脳死または心停止した人から腎臓の提供を受け移植する献腎移植の2つの移植方法があります。

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腎移植にかかる費用

腎移植にかかる費用は手術で数十万、それに入院、事前検査など諸々を足すと400〜500万円くらいはかかると考えられます。これじゃあお金持ちしか受けられないなと思う方もいるかもしれませんが、これはあくまで実費の場合の費用です。なぜなら健康保険に加入している人がほとんどだから。保険は1~3割負担。これだけでもかなり負担額は減ります。

そしてさらに負担を減らすことができるのが、国が行っている医療費助成制度です。この医療費助成制度を組み合わせることで、腎移植にかかる医療費の自己負担のほとんどを助成。入院時の室料や食事代はかかるとしても、それ以外の治療費は1万円以下となる場合もあります。

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