腎臓病の食事療法を行なううえで、食材や調味料をしっかりと計量することは大事な作業です。今回は、食材を計量するときに持っておくと非常に便利な、必需品をいくつか紹介していきたいと思います。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れていくうちに毎日の計量もスムーズにできるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
食事療法を取り入れる際にまずポイントとなるのは、食材に含まれているたんぱく質や塩分といった栄養価をきちんと知ることです。そして、その食材をどのくらい摂取すればいいか、自分ではかって調理を行なわなければなりません。とはいえ、世の中にあふれる食材全ての栄養価を覚えるのは難しいでしょう。そんなとき、役立つのが「食品成分表」です。食品成分表では、自分が食べたいと思う食品の栄養素を確認できます。普段私たちが口にしている食品はだいたい載っているので、自宅に1冊持っておくと大変便利です。
電卓は、食品に含まれるたんぱく質や塩分がどのくらい含まれているかを計算するのに役立ちます。ひとつの食品を単品で食べることはあまりないですよね。他の食材と合わせたり、調味料をつけて食べたときの総合的な栄養価やカロリーを把握するために、電卓があるととても便利です。それから自分がどのくらいの栄養を取っているのかをメモしておくと、医師や管理栄養士との面談の際に参考となりますので、余裕があるときはノートに書き留めておきましょう。自分の普段の食生活を、自分自身で把握しておくことも大事な作業です。それが食事療法に対する理解を深めるきっかけとなります。
ゴムベラは、正確にはかった調味料を残すことなくお皿に盛り付けるためにあると便利です。カロリーをしっかり摂取するためにも、食材や調味料を無駄なく上手に使いましょう。また、料理が苦手な人でも手軽に料理ができるよう、電子レンジ対応の容器を用意しておくと重宝します。
低たんぱくご飯や、たんぱく質調整パンを活用してみましょう。低たんぱくご飯は通常のご飯に比べ、約4.4g、たんぱく質調整パンでは2.2g程度抑えられます。たんぱく質調整食品はメーカーによって差があるので、栄養表示を確認してから取り入れることをおすすめします。
減塩しょうゆや減塩みそを活用するのもおすすめです。あらかじめ減塩タイプを使うことで無理なく塩分をコントロールできます。またカロリー不足を補うためのエネルギー補助食品も活用してみましょう。粉飴や、マクトンパウダーといわれるエネルギー補助食品を飲みものに混ぜるだけでエネルギーをアップできます。
腎臓病の食事療法では塩分制限がかかるため、0.1gまで細かくはかることができるものがおすすめです。
ミニスプーンは、しょうゆや塩などの調味料をはかるときに役立ちます。大さじや小さじではおおまかな量しかはかれませんが、ミニスプーンだと小さじ1/10まではかることができるものがあるので、持っておくと何かと便利です。
減塩タイプの醤油スプレーを活用すれば、1プッシュあたり0.1gまでに塩分を抑えられます。直接食材に醤油をかけるより、大幅に塩分摂取を抑えられるので上手に活用しましょう。
腎臓病対応の食事を作るうえで、あると便利なアイテムやポイントをご紹介しました。食品をはかることはもちろん、たんぱく質調整食品や、減塩調味料などもうまく活用して無理のない食事療法を続けていきましょう。