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水分

水分と腎臓の関係についてリサーチしているページです。

機能が低下した腎臓を抱えている人にとって、水分の摂取は非常にデリケートな問題になってきます。以下にその詳細を見ていきましょう。

機能が低下した腎臓は水分をうまく取り扱えない

人間の身体の約60%は、水分でできています。健康維持以前の問題として、水分がなければ、人間は生きていくことができないのです。なお人間の1日の摂取水分は、以下の3つに分けられます。

  • 口から飲む水分(約5割)
  • 食事から吸収される水分(約4割)
  • 代謝により体内で生成される水分(約1割)

さて腎機能が正常であれば、古い水分を濾過したうえで尿細管で再吸収し、尿として体外へ排出することができます。このため水分の吸収について、それほど神経質になる必要はありません。

しかし腎機能が低下すると尿量が減り、体内の水分バランスに乱れが生じるようになります。余分な水分がむくみや体重増加を引き起こすほか、心臓や血管に悪影響が及ぶことも…。

腎機能の低下は糸球体や尿細管によって生じますが、部位によって水分対策法は異なります。人によってはより多くの尿を出すために、たくさんの水分を摂取しなくてはならない場合もあるのです。

このため、医師の指導に従うことが肝心です。

腎臓病患者が水分を上手に摂るコツ

成人が1日に必要とする水分の摂取目安量は、体重1㎏につき50ml。体重が60㎏の人は、1日に約3リットルの水分を摂る必要があります。

とは言え本ページの上部で示した通り『食事から吸収する水分』と、『代謝により生成される水分』がありますから、実質的には約半分の量の水分を経口摂取すれば良いわけです。

しかし腎臓病患者の場合は、過剰な水分が健康に悪影響を与える可能性がありますので、医師の指導に従いながら、慎重に摂取しなくてはなりません。多くの場合「摂り過ぎは御法度」ですから、以下の点に留意しましょう。

  • 医師から指示された摂取目安量は、あらかじめペットボトルなどに入れ、携行しておく。
  • 塩分を多量に摂ると、身体が水分を欲するようになるので、極力控える。
  • スープや煮汁など、料理に含まれる水分は極力飲まないようにして、具だけをいただく。

上記を見てもわかる通り、腎臓病患者は、生活の基本である水分摂取にまで、細心の注意を払わなくてはならなくなります。夏の暑い時期において、その苦労はより大きくなるでしょう。

そのような事態に陥る前に、腎機能低下を予防する心構えが大切となってきます。

慢性腎臓病のための予防栄養学ガイド 腎臓を守る・助ける成分・サプリ・食事術