緑茶やほうじ茶などのお茶は、日本人のリラックスタイムの定番ドリンクです。しかし、「腎臓病患者にはおすすめできない」という意見もあります。このページでは、そんな噂の真相を調査しています。
野菜などに多く含まれている『カリウム』は、体内でさまざまな働きを見せる成分です。
「筋肉の収縮を調整する」、「神経信号を伝える」、「ナトリウム排泄を促進し、血圧を下げる」などなど…。健康な身体に、欠かせない成分のひとつであることがわかりますよね。
しかし腎臓機能が低下している人にとっては、要注意の成分となってしまいます。カリウムが排泄されずに滞留すると、しびれや脱力、そして吐き気などの症状が現れるようになるからです。また悪化すると不整脈を招き、心臓に悪影響が及ぶこともあるそうです。
また残念ながら、日本人の生活に密着しているお茶の中にも、カリウムを多く含むものがあります。以下に代表例を見ていきましょう。
※100mlの中に含まれるカリウム量
上記を見ればわかるように、ダントツなのは玉露。他のお茶に比べ、10倍以上のカリウム含有量です。腎機能の低下が認められている人は、玉露の飲用をあきらめた方が良さそうです。
カリウムの1日の摂取目安量は、男性で2.5g、女性で2g程度となっています。腎機能が正常な場合、摂り過ぎても体外へ排出されるので問題はありませんが、腎臓病患者はこの目安量を、しっかりと守る必要があります。
腎臓病患者は、生活の中で数多くのストレスを抱えています。週に数回、1回数時間にも及ぶ人工透析は、その最たる例とも言えるでしょう。
温かいお茶を飲みながら、ひと休み…、そんな楽しみさえも奪われてしまうとは、残酷すぎるような気がします。そこで以下に、カリウム含有量が特に少ないお茶を紹介しましょう。
※100mlの中に含まれるカリウム量
特に麦茶は含有量が少ないため、お茶好きの腎臓病患者におすすめ。飲み過ぎに注意しながら、ホットやアイスで楽しむと良いでしょう。