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慢性糸球体腎炎とは

このページでは、慢性糸球体腎炎の特徴や原因、症状、治療法などについて紹介しています。

慢性糸球体腎炎とは

慢性糸球体腎炎とは、IgA腎症、膜性腎症、膜性増殖性腎炎、急速進行型糸球体腎炎など、様々なタイプの腎炎の症候群的病名です。単一の疾患名ではなく、糸球体の炎症と腎機能低下を認める疾患のうち、蛋白尿や血尿が認められるもので、徐々に症状が進行する場合を慢性糸球体腎炎と呼んでいます。なお、同様に糸球体に炎症が起きる疾患に急性糸球体腎炎がありますが、この急性糸球体腎炎と慢性糸球体腎炎を合わせて、糸球体腎炎と呼ばれています。慢性糸球体腎炎の顕著な特徴は、病状がゆっくり発生し、時間をかけて段階的に徐々に進行していくことです。

慢性糸球体腎炎の原因

慢性糸球体腎炎は一種類ではなく、複数の疾患を総合した名称であるので、原因も多岐に渡ると考えられます。というのは、現実問題として、慢性糸球体腎炎は専門家の間でさえ原因がはっきり分からないというのが実情なのです。従って、専門医の間でさえ治療へのアプローチの仕方に差異があると言われるほどで、原因に関して確たる定義はないというのが現実です。原因疾患としては、IgA腎症 、一次性膜性増殖性腎炎、全身性エリテマトーデス、紫斑病、菲薄基底膜症候群などがあります。

慢性糸球体腎炎の症状

慢性糸球体腎炎の症状には、血尿と蛋白尿のほか、頭痛、めまい、肩こり、高血圧、浮腫(むくみ)、倦怠感などがあります。全ての症状に留意すべきですが、特に気をつけるべきなのは血尿と蛋白尿です。というのは、この二つの症状が長期間持続しているか否かで、慢性糸球体腎炎であるかどうかが判別されるからです。もし血尿と蛋白尿が継続的に検知されていないなら、慢性糸球体腎炎でない可能性があります。また、最近の研究によれば、慢性糸球体腎炎にはいくつかの種類があり、種類によって症状が進行しやすい場合としにくい場合があることも分かっています。

慢性糸球体腎炎の治療法

慢性糸球体腎炎の治療法はタイプや症状によって異なりますが、食事療法と薬物療法が基本です。例えば、高血圧が認められる場合には、減塩を中心とした食事療法を実施し、むくみが強い場合には、血液中の不要な塩分を排泄するため利尿薬を使用します。またレニン・アンギオテンシン系阻害薬などの降圧剤を使用しながら、血圧の維持・管理を行い、高血圧症状の悪化を防ぐことも行われます。この他、薬物療法においては、血尿や尿蛋白が多い場合の糸球体の炎症抑制としてステロイドが有効です。